発芽玄米食で病気知らず、ボケ知らず

ギャバ、フィチン酸、フェルラ酸など有効成分が高血圧、動脈硬化を防止する

茅原 紘 著 2002.06.06 発行
ISBN 4-89295-427-6 C2177  文庫サイズ 48ページ 定価 275円(本体 250円)

二十一世紀の主食革命

痴呆症、うつ、ADHDに克つホスファチジルセリン

 和食は、いまヘルシーフードとして世界的に注目されています。豆腐・納豆といった大豆食品をはじめ、海藻、山菜類はその代表ですが、いっぽうで主食の「米」だけが、なぜか蚊帳の外に置かれている感があります。
 かつて日本で当たり前に「玄米」が食べられていた時代、主要な栄養はすべて米からとり、副食(おかず)はその不足を補うためのものにすぎませんでした。まず米ありき――、これが和食の基本であり、和食の“ヘルシー”さのゆえんでもあったはずです。
 ところが、その主食の米が、でんぷんのかたまりにすぎない白米に変わってから状況が一変しました。白米食が一般家庭に普及したのは、ここ百年余のことですが、白米が主流になるにしたがって、いわゆる生活習慣病が激増したのは周知の事実です。
 そこで新世紀がスタートしたいまこそ、真剣に主食を見直す時期だと、私は考えています。折しも二十世紀終盤の一九九九年、従来の玄米の欠点がすべて解消された「やわらかくておいしくて、栄養価がさらに増した」スーパー玄米が開発されました。それが「発芽玄米」です。
 発芽玄米は、私たち日本人にとって決して目新しい米ではありません。すでに米が伝来した縄文時代から食されてきた形跡があり、戦国時代の武将・徳川家康も、関が原の合戦の折、兵力増強を目的に「発芽させた玄米」を炊いて食べるよう兵士に命じたと伝えられています。
 つまり、現在、大ブレーク中の発芽玄米は、むかしから食べられてきた米食の進化した形、正しい米食のリバイバルといえます。
 しかも、発芽玄米の食効は、従来の玄米をはるかに超えていて、ことに日本で増えている高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満などに対して顕著な効果を発揮します。
 本書を読むことで、そうした発芽玄米の驚異的な効能を知っていただき、一日も早く発芽玄米を主食に取り入れて、毎日の生活を思いきりエンジョイしていただきたく思います。



目次


   〈コラム〉玄米から発芽玄米を作ってみよう

第一章 発芽玄米って、どんなコメ?
    玄米のいいところ、悪いところ
     スーパー玄米「発芽玄米」とは
     手軽に炊けて、味と栄養は玄米以上!

第二章 効果を生み出す有効成分
     話題の注目成分「ギャバ」が豊富
     活性酸素をやっつける成分も勢揃い
     ビタミンとミネラルがいっぱい
     食物繊維の補給源としても最高

第三章 発芽玄米で病気を撃退!
     高血圧の食事療法にうってつけ
     脳卒中や心筋梗塞のリスクを一掃
     糖尿病との闘いに心強い味方
     脳をリフレッシュし、痴呆症を退ける
     更年期や初老期の不定愁訴にも
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     健康的にらくらくダイエット
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    発芽玄米の効果的な食べ方Q&A



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