1日2個のたまごが効く!!
コレステロールは恐くない
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卵には、やがて1羽のにわとりになるまでの栄養素がすべて含まれています。そして、食品としても卵はきわめて高い栄養価をもっています。
しかし、卵について間違った知識をもっている人も多いようです。たとえば、卵に多く含まれている良質のたんぱく質。このたんぱく質自身は何の欠点もありません。ところが、その中に含まれているコレステロールを心配するあまり、ヒステリックに卵を嫌う人も多いようです。
とくに近年では、寿命が長くなるにしたがって、動脈硬化などの成人病をもつ老人が多くなりました。そこで卵を目の前に置いて、この卵を食べるべきか、食べざるべきか、思案投首となるわけです。
人間はだれしもが老人になっても健康で、しかもスポーツや趣味を楽しみ、イキイキ生活したいと思うのではないのでしょうか。卵には、さまざまな病気を予防する成分が含まれています。ですから、卵についての知識を高めてほしいのです。卵には栄養の宝庫、物価の優等生なのですから…。
さらに、卵にはいろいろな料理の素材として人気があり、非常によく使われています。日本はもとより世界に目を向けても、卵料理の多さには驚かされます。これは昔から、卵のもつ調理に適した性質と高い栄養を世界中が利用してきたからにほかなりません。おいしそうな卵料理を目の前にして、コレステロールの過大な悪玉イメージのために口をつけないのでは、卵があまりに不遇でしょう。
この本が、卵ついて正しい知識にいくらかでも役立てられれば幸いです。
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■ 市川富夫(いちかわ とみお) ■
医学博士
1934年京都府生まれ。58年大阪大学薬学部卒業。同大学薬学部助教授、国立健康・栄養研究所応用食品部部長を経て、現在武庫川女子大学生活環境学部教授。食品衛生、食品栄養等に関する研究に従事し、健康雑誌などでも活躍中。著書に「加工食品とその栄養価」(第一出版)、「新しい健康食品開発」(緑出版)などがあり、共著も多数。
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健康食品名 | マカ、コエンザイム、コラーゲン、グルコサミン… |
病名、症状 | 糖尿病、アレルギー、うつ病、動脈硬化、リウマチ… |
目的 | 美容、精力増強、疲労回復、頭を良くする… |
その他 | カロリー、エキス… |
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