ヤーコンの根と葉で糖尿病と肥満を解消
アンデス原産のイモの天然オリゴ糖で“腸元気”に
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かつて日本の食卓には、玄米を中心に、魚介類、海藻の味噌汁、根菜の煮物、葉菜の漬け物など、低カロリーで栄養バランスのいい食品が並んでいました。
ところが、高度経済成長が進むにつれて、動物性食品の摂取量が急増し、高たんぱく・高脂肪・高糖・低食物繊維の、いわゆる欧米型の食生活が定着。それにともなって増えてきたのが、糖尿病や肥満、高脂血症といった生活習慣病です。
欧米型の食生活はさまざまな側面から日本人の健康を害しますが、ことに腸内の腐敗を進める点が大きな問題です。
腸は、健康を支える土壌といってよく、腸内環境が悪化すると健康が基盤から総崩れとなります。例えば、便が固くて便秘がちな人や、軟便で下痢をしやすい人、おならが臭い人は明らかに腸内物質が腐敗しています。そのまま放置していると、ガンや生活習慣病、感染症などが発生しやすいうえ、美容の面にも悪影響がでるので注意が必要です。
逆に、腸内の環境をよい状態に回復できれば、体がもっている自然治癒力がぐんと高まり、ゆるぎない健康と美しさが養われます。そうした汚れた腸のクリーニングに役立つのが、天然のオリゴ糖です。
本書で紹介するヤーコンは天然オリゴ糖の宝庫で、その量は既存の野菜のなかでひときわ群を抜いています。しかも、ヤーコンにはオリゴ糖の働きを強力にサポートする食物繊維も豊富に含まれることから、飽食で腸内が腐敗しやすい環境条件においてこのうえない有用な食品といえます。
さらにヤーコンは、いま話題のポリフェノールやビタミン・ミネラルも豊富に含まれていて、それらの相乗効果も期待できます。また、きわめて低カロリーなのでダイエットにも最適です。
最近は、ヤーコンのイモ(塊根)だけでなく、葉の生理的効果も脚光を浴びています。ぜひこの「根も葉もよく効くヤーコン」を、ご家族の健康と美容に役立てていただければ幸いに思います。
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■ 月橋輝男(つきはし てるお) ■
農学博士 茨城大学農学部教授
1938年新潟県生まれ。61年茨城大学農学部卒業。茨城県農地部拓務課技師、茨城大学教務員、助手を経て、78年同大学助教授。92年「ヤーコンの栽培とフラクトオリゴ糖など各種糖類の組成に関する研究」で博士(農学)号授与(東京農工大学)。93年茨城大学教授。98年ヤーコン研究会発足に伴い事務局長。99年〜2000年同大学農学部附属農場長。書籍に「奇跡の健康野菜ヤーコン」(廣済堂出版)監修、「根も葉もあってみになる本」(茨城新聞社)のヤーコンの項の執筆などがある。
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健康食品名 | マカ、コエンザイム、コラーゲン、グルコサミン… |
病名、症状 | 糖尿病、アレルギー、うつ病、動脈硬化、リウマチ… |
目的 | 美容、精力増強、疲労回復、頭を良くする… |
その他 | カロリー、エキス… |
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