浅井一彦博士（故人）が有機ゲルマニウムを開発してから30余年の歳月がたちました。その間、有機ゲルマニウムは全国各地の医療施設で使用され、じつに多くの病気に対して成果をあげてきました。
第２章でとりあげる、がんへの効果はその代表的なものです。
現在、がんの治療は、外科療法（手術）、化学療法（抗がん剤）、放射線療法の三本柱で行なわれています。ところが、これらの療法は、がんを叩く力は強いものの、さまざまな問題をはらんでいます。
例えば、手術でがんをきれいに切除しても、その後、がん細胞のリンパ腺転移により、別の部位に再発するケースが少なくないですし、化学療法や放射線療法は副作用の出現が避けられません。
また、抗がん剤などの投与で余命を延ばすことに成功したとしても、果たして患者さんのクオリティ・オブ・ライフ（ＱＯＬ＝生活の質）が最期までしっかり保たれるかどうかは別の問題です。せっかく長生きしても、末期の痛みに苦しむ時間がただ長くなったのでは意味がないからです。
そこで、有機ゲルマニウムが大変注目されるのです。
有機ゲルマニウムを服用していると、再発防止に役立つほか、抗がん剤や放射線療法の副作用がやわらいだり、がん末期の痛みが抑えられたり、腹水が解消されるなど、がんとの闘いが俄然有利に進む場合が多くみられます。ときには、がん自体が消えてしまうケースもあるほどです。
同様の「患者さんにやさしい絶大な効果」は、がんのみならず、現代医学で解決の難しいさまざまな病気で報告されています。
本書では、そうした30余年にわたる有機ゲルマニウムの研究成果を、私のクリニックの治療例も織り交ぜながら紹介していきます。有機ゲルマニウムのパワーが、一人でも多くの難病に苦しむ患者さんの救いになることを心より願っています。
目次
〈コラム〉有機ゲルマニウムの安全性
体内に蓄積しない／副作用の心配がない
第１章 多彩な健康効果の秘密
健康にいいのは「有機」ゲルマニウム
身近な食品にも含まれている
自然界のゲルマニウム
免疫のバランスを正常に保つ
免疫とはどういう仕組みか
ガンや感染症を防ぐ強い味方
有機ゲルマニウムは白血球を賦活
副作用の心配もいらない
万病の元「活性酸素」を撃退
有機ゲルマニウムの抗酸化力
血液の流れをスムーズにする
〈コラム〉ゲルマニウムの豊富な自然の湧き水
ルルドの泉／日本の奇蹟の水
第２章 がんとの闘いに必携
からだの持つ、がんと闘う力を強化
癌退治に働く白血球を元気にする
初期の癌なら消えてしまうことも
がんの猛威をここまで抑える
有機ゲルマニウムで生存率がアップ
予防と治療の両方に役立つ
ガンの増殖や転移も抑えられた
「腫瘍の発育が抑えられた」「延命した」
肺の小細胞ガンに顕著な効果
婦人系ガンにも効果が期待
ガンが改善した症例
抗がん剤の副作用緩和にも有効
がん末期の痛みをやわらげる効果も
ガンの痛みが消えた二つの症例
習慣性や副作用の心配もない
第３章 こんな症状にもぜひ
肝炎にも大きな効果が期待できる
Ｃ型肝炎とうまくつきあうために
劇症肝炎から生還した症例
リウマチやアトピーが改善された
骨を丈夫にして骨粗鬆症を防ぐ
有機ゲルマニウムで骨の量が増えた
膝関節痛、腰痛、神経痛の痛みを軽減
高血圧を自然な形で解消する
本態性高血圧に卓効を示す
こんな症状にも試してみたい
インフルエンザ／老化／白内障／白髪／
更年期障害、子宮筋腫、ぜんそく、強皮症、掌蹠膿疱症
参考図書
「驚異の元素 ゲルマニウムと私」浅井一彦／著（玄同社）
「有機ゲルマニウムの科学」石田名香雄、木村郁郎／監修（東洋医学舎）
「有機ゲルマニウム」福島裕子／監修（東洋医学舎）
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