ラクトフェリンの効果はどのようなしくみで発揮されるのでしょうか。
肥満の人は、体温が低い傾向にあります。実際に、前出の木元院長の研究では、ラクトフェリンを摂取する前の対象者の基礎体温は、その多くが35℃台の低体温でした。
また、体重が標準の人は、食事をとると一時的に体温が上昇して体がほてってきますが、肥満者の場合は、食後の体温上昇が鈍化しています。
つまり、肥満者は、体温の上昇によるエネルギーの消費が少ない分、体に脂肪がたまりやすいのです。
ラクトフェリンを服用すると、基礎体温と食後一時間の体温が上昇することが、木元先生の研究で明らかにされています(図)。ラクトフェリンは、基礎代謝を高めて中性脂肪の燃焼を促すと考えられます。
|