日本固有種であるスイゼンジノリは、一見、キクラゲを思わせる緑褐色ないし茶褐色の寒天質の塊(写真1)で、湧水のような美しい水に限って生育します。 寒天質の中には、多数のマユ型単細胞が散在し、常時、2分裂しながら、同時に細胞外に粘性物質を分泌して増殖します。 スイゼンジノリ本体の大きさは、短径:3〜4マイクロ、長径:6〜7マイクロであり、顕微鏡でなければ、観察できません。
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