ラクトフェリンは、細菌から鉄を奪うだけでなく、細菌の細胞膜を直接破壊する力もあるといわれています。
しかし、もしもそのような力があるなら、細菌と同じようにたんぱく質でできている人間の細胞膜も破壊されてしまう可能性があります。
そこで私たちは、哺乳動物の培養細胞を使って実験してみました。その結果、アポラクトフェリンを添加しても、培養細胞が死滅することはありませんでした。
つまり、アポラクトフェリンを摂取しても、私たちの細胞膜が障害される心配はないということです。
人の細胞膜には害を与えず、細菌の細胞膜だけ見分けて破壊する――そのような都合のいい効果が期待できるとすれば、天然由来の成分ならではの特徴でしょう。
これについてはあらためて検証したいと思っています。
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