消渇病は現代の糖尿病にあたります。「3つの多」と「1つの少」の症状がみられると、糖尿病と診断されました。3つの多とは、よく飲む、よく食べる、よく排尿すること。1つの少とは体重の減少を示します。現代でも、若い人に多くみられる糖尿病はこのタイプです。
一方、中高年に多い糖尿病は、体重についてはむしろ増加しているケースが大半ですが、のどが渇くという点では共通しています。
いずれの糖尿病対策にも、高麗人参が効果的に働きます。高麗人参は「津液」を補う働きがあるからです。津液とは、体の中のよい水分・体液のことです。よい水分が消耗されると、のどが渇きます。そうしたよい水分を生みだす効果が、高麗人参にはあるのです。
最近の研究では、数十種類あるといわれる人参サポニン(ジンセノサイド)の中の「Rb2」に血糖を減らす効果のあることが明らかにされています。また、高麗人参に含まれる多糖類も、血糖値の低下に役立っていると考えられています。
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