陰陽のバランスの整え
健康を保つスッポン
強精だけじゃない、更年期障害にもいい女性の味方
|
スッポンは、日本では一般に男性の強精剤としてよく知られています。
そのため、女性のあいだではあまり人気がなく、むしろ敬遠されてきたことが残念でなりません。なぜなら、スッポンは女性の美しさと健康を守る強い味方であるからなのです。
スッポンを日常的に食べることによって、ハリとツヤのあるみずみずしい素肌を保つうえで大きな力となり、また月経のトラブルや冷え症(冷え性)、貧血、更年期障害、閉経後の骨粗鬆症対策まで、女性の一生をスッポンがサポートしてくれるのです。
もちろん、男性の精力増強にも絶大な効果を発揮します。漢方では、スッポン以外にも、動物の生殖器を原料とした精力剤がいくつもあります。しかし、それらは即効性はあるものの、一時的な効果しか得られないのが実状です。
一方、スッポンは、からだの根底から精力をアップする力があるので、持続的な効果が期待できます。これは精力増強に限らず、スッポンのすべての効果に共通する特徴です。
また、スッポンは、高血圧や肝臓病、がんなどの病気やその回復期にある人、また風邪をひきやすい人、低血圧の人、胃腸の弱い人、体力のない人に特におすすめです。
漢方では、生命力(正気)が標準よりやや低下しつつある人が、病気になる前の「未病」の段階、あるいは病気の初期の段階でスッポンを服用するのがいちばんよいとされています。
最近は、西洋医学の側面からも、スッポンの健康効果が注目され、科学的な検証もなされるようになりました。
本書では、そうした近年の科学的なデータを織り込みながら、漢方で古くから伝承されているスッポンの効果を中心に紹介していきます。
女性の美しさと健康に、そしてご家族みなさんの健康管理に、スッポンの効果は大きな助けとなるでしょう。
|
■ 袁世華(えん せいか) ■
杏林中医薬情報研究所所長
長春中医薬大学教授
1941年中国吉林省生まれ。長春中医薬大学医学部卒業後、同大学助手、講師、助教授、教授を歴任。1988年3月来日、東邦大学医学部心療内科、産婦人科の特別研究員、情報科学研究所東洋医学研究室の主任研究員、北里大学医療衛生学部の客員研究員を経て、現在、杏林中医薬情報研究所所長を務める。全国各地で漢方医学の講義、新聞や健康雑誌の原稿の執筆を行っている。
著作は『金匱要略訓解』(中国・中医古籍出版)、『心身医学概論』)中国・上海中医学院出版社)、『女性の宝・当帰』(冬青社)、『ペイチー茶驚異のパワー』(ごま書房)、『痛みを根元から断つ』(リヨン社)、『漢方薬がよく分かる本』(河出書房新社)、「陰陽のバランスを整え健康を保つスッポン」「若さと健康を守る薬用植物の王様 高麗人参」(ハート出版)など多数。
|
下の枠内に、キーワード(複数可)を入れて、
検索ボタンをクリック!
健康食品名 | マカ、コエンザイム、コラーゲン、グルコサミン… |
病名、症状 | 糖尿病、アレルギー、うつ病、動脈硬化、リウマチ… |
目的 | 美容、精力増強、疲労回復、頭を良くする… |
その他 | カロリー、エキス… |
|
ふるさと文庫一覧表(PDFファイル)
印刷してFAXでのご注文にご利用いただけます。
|
|
|